社内イベント企画担当者が知っておきたい一般的な社内行事(10月〜3月編)

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会社には業務だけではなく、社員同士のコミュニケーションや地域交流などを目的とした、様々な行事が存在します。

社内コミュニケーションの希薄化が叫ばれる昨今では、社内コミュニケーションの活性化のために、このような社内行事を重要視する企業が増えてきています。

本記事では、社内行事やイベントを新しく導入する際の、参考資料として、一般的に他の会社でどのような社内行事が行われているのか、その内容について詳しくご紹介いたします。

ぜひ、社内イベント担当の方は本記事の情報を参考にしてみてください。

一般的な会社の年中行事

10月〜11月 社内スポーツ大会、ハロウィンパーティー、秋祭り
12月 クリスマスパーティー、忘年会、仕事納め
1月 新年会、賀詞交換会、年始回り、社内成人式
2月 節分
3月 歓送迎会

※業種、また会社によって開催月が違うところもあります。

10月〜11月に行われる一般的な社内行事

10月〜11月は夏が過ぎ涼しくなってきたことや、体育の日があることから「体を動かす」行事を行う会社が多い傾向にあります。

代表的な行事が「社内スポーツ大会」です。

昨今では「体力的に疲れる行事」は敬遠されがちなため、行う企業は減ってきていますが、会社で一丸となって体を動かす行事は、上下関係なくコミュニケーションができ、さらには感動も共有できるため、社内コミュニケーションの活性化に非常に有効だと言われています。

また、近年ではハロウィンの日に仮装パーティーを社内で企画する会社も増えてきています。

社内スポーツ大会

社内スポーツ大会と聞くと、一昔前に流行った社内行事と言う風に思われがちですが、近年、社内コミュニケーションに非常に良い影響を与える行事として改めて注目されてきています。

社内スポーツ大会となると、納涼会や社員旅行などとは違い、企画から運営まで全社員が一丸となって取り組まないと開催できないビックプロジェクトです。

普段の仕事では部署毎に分断されがちな社内交流も、社内スポーツ大会と言う一つの目標に向かうことで部署隔たりなく交流や意見交換をし、当日にはスポーツを通して結束を固める事が出来ます。

昔の社内スポーツ大会というとありきたりな種目が多かったのに対し、今では会社特有の種目を考えたり、老若男女問わず楽しめる種目を企画するようになってきています。

10から11月に開催される場合がほとんどですが、毎年体育の日を開催日にし、定例行事化して予定を組みやすく工夫している企業もあります。

早めから計画等をしなければならない大変な行事ですが、それ故に全社員のモチベーションが上がりやすい素晴らしい行事と言えるでしょう。

ハロウィンパーティー

近年ハロウィンの季節になると、都内ターミナル駅を中心に至る所で仮装をした若者が溢れ、ハロウィンを盛り上げている様子をテレビ等で見かけます。それに準じてハロウィンパーティーを開催する企業も増えてきました。

ハロウィンとはカトリック教会の祝日の一つで、11月1日の諸聖人の前夜に行われる祭りで、10月31日に行われます。それにちなんで開催する企業もありますが、10月31日が平日だった場合はその近辺の週末に開催する所も多いようです。

ハロウィンパーティーは社員だけに留まらず上司も皆仮装をしてパーティーに出席し、お酒を飲んだりミニゲームをしたりし、交流を深めます。

普段固い仕事をしている企業でも仮装をする事で、上司とも会話が弾んだりと、社員同士が打ち解けられる絶好のチャンスとなっています。

離職率がが年々軒並み上昇傾向にある昨今。

有能な若者を手放さずにいるにはどうしたら良いのかと考え、若者が楽しめるイベントを増やそうとこのようなハロウィンパーティーを開催する企業が増えてきているようです。

12月に行われる一般的な社内行事

12月は年の瀬ということもあり、どの会社も大忙しで、イベントどころではない企業が多いと思います。

そんな忙しい中でも必ず行われるのが、忘年会です。

忘年会シーズンには、1ヶ月ほど前から場所を予約しなければ取れなかったり、会場選びと会場の予約が非常に大変です。

できる限り11月初旬に会場は決めて押さえておいた方が良いと言えます。

また、12月25日はクリスマスでもあります。

ハロウィンパーティーと同様に若者の離職を防ぐ意味で、若者向けのイベントとしてクリスマスパーティーを行う企業も増えてきています。

クリスマスパーティー

冬のイベントと言われると「クリスマス」と答える人が多くいるように、社内イベントでもクリスマスパーティーを開催する企業が増えてきています。

クリスマスパーティーでは各々がプレゼントを持ち寄りゲーム等を交えてプレゼント交換をしたり、一緒にスイーツを食べたり、サンタやトナカイの仮装をし女性でも楽しめる企画がされています。

開催日ですが、クリスマス当日となると家族や恋人と過ごしたいと言う方も多いため、前後した週末などに開催される企業が多いようです。

この様なクリスマスパーティーを計画する事で、より良い人間関係作りを構築できたり、プレゼントを購入する際にも上司が若手社員に相談したりと縦の繋がりの中でも一歩近付いた関係が出来る事がメリットとなります。

忘年会

社内行事の中でも1年を締め括るのに大切な行事がこの「忘年会」です。普段飲む事の無い上司や他の部署の方などとお酒を交え1年を締め括るため、それを楽しみに仕事を頑張る社員も多いのではないでしょうか。

開催日は会社によっては年末に仕事が集中し、忙しくなる企業も多く、12月の始めに敢えて開催をし、仕事納までの間の労いや奮起を促すのに「忘年会」を利用する所も多いようです。

一般的な流れは下記通りです。

余興の中には出席者全員が参加し景品を争奪して盛り上がれるものを交えると更に忘年会自体が盛り上がれる傾向にあります。

  • 社長の挨拶(部署毎でしたら、部長等その会で1番偉い役職に付いてる方)
  • 乾杯
  • 余興
  • 締めの挨拶

仕事納め

「仕事納め」は基本的に年の業務の最終日に行われる会です。

そのため、12月の下旬に開催される所がほとんどです。

企業により、お酒を交えるところもあれば、就業時間に社員が集まり社長などから一年の計を労った言葉などを頂く所もあるようです。

流れとしては忘年会の時と変わらず、社長からの挨拶を頂き、お酒を交えない場合は、社訓の斉唱や、社歌などを歌い1年を締めくくります。

1月に行われる一般的な社内行事

1月は新年と言うことで、年末とはまた違って取引先への挨拶周りで忙しくなる企業が多いと思います。

また、近年では、社内で成人式を行う企業もあり、1月は社内行事が多い月となっています。

新年会

年が明け、会社に出社するようになって初めの行事といえば「新年会」ではないでしょうか。

新年会を盛大に行う事で、この1年を頑張ろうと社員が奮起するきっかけとなる大事な会です。

新年会の開催するタイミングは仕事が始まった週の週末が多く、1月の早めの時期に開催する所が多いようです。

新年会は次のような流れで進むのが一般的です。

  • 社長の挨拶(部署毎でしたら、部長等その会の1番偉い役職に付いてる方)
  • 乾杯
  • 余興
  • 締めの挨拶

余興の中にはお年玉を争奪するゲームなどを交えるなど、オリジナルな工夫をされている企業もあります。

賀詞交換会

「賀詞交換会」とは、簡潔に言えば、年初めに開催される集まりで、様々な企業の取締役クラスの方々が集まり、新年の挨拶をしたり名刺の交換をする会です。

新米の営業の方々には絶好のチャンスと思われがちですが、重役クラスの方々も多数出席する為、中々上手く名刺交換まで出来ないのが現実の様です。

しかし、名刺交換だけにこだわらなければに人との出会いの場として活用し、更なるステップアップの場としても活用できる行事です。

年始回り

年始回りはその名の通り、日頃から関係のある取引先に足を運び、年始の挨拶をして回る行事です。

営業職の社員の方に留まらず、役職に付いている方々も様々な企業に年始回りをし、更なる付き合いを願い出る場でもあります。

これを怠っても悪い印象にはなりませんが、良い印象を与えることはできませんので、しっかりと行う事をお勧めします。

社内成人式

社内成人式とは字のごとく、高卒採用などで若くから入社し、成人を迎えた社員を祝う式となっています。

普通の成人式と違うところは、社内で行うために、友達などとの再会が無いのはもちろんですが、会社の上司や先輩方から祝って貰え、更に業務での邁進を期待して貰えるのも、社内成人式の醍醐味であるとも言えます。

社会の先輩からの叱咤激励をしてもらい、更に社会人としての心構えを磨く場でもあります。

2月に行われる一般的な社内行事

2月はこれと言って特別な行事がない月です。

しかし、節分の日には会社で豆まきを実施する会社も多いようです。

節分

節分は皆さんもご存知のイベントで、社内でも節分の豆まきを実施する所も多くあるようです。

開催日としては2月3日当日に行う所が多く、歳男や年女の社員達が代表して豆まきをする所もあれば、鬼に扮した社員にむけて、一斉に豆まきをする所もあるようです。

社員の無病息災を願い、豆まきをする会社も多いようです。

3月に行われる一般的な社内行事

3月は人事異動が行われる季節であり、出会いと別れの季節です。

そのため、歓送迎会が一年の中で一番多い月となっています。

歓送迎会

歓送迎会とは様々な目的で行うことが多く、送別会や歓迎会を踏まえた会を歓送迎会といいます。

開催のタイミングは社内によりけりではありますが、リクルートライフスタイルが運営する「ホットペッパーグルメ」が調査をした結果、3月下旬の開催が最も多いと言う結果となりました。(※2013年21.9%、2014年21.2%)

開催された歓送迎会の目的別割合でいうと2014年の調査では、送別会がダントツの1位で73%を占めました。

年度替わり前に退職される方の送別会を目的とした歓送迎会の開催が多いようです。

まとめ

いかかでしたか、さまざまな社内行事を説明してきましたが、全てに共通して言えることは社員同士の交流や結束を固める事を目的として開催されていることです。

近年、コミュニケーション不足な社員や学生が増えていることが社会問題となっています。

そのため、企業は彼らが少しでも楽しみながら交流を深められる行事を増やすことで、コミュニケーションに自信の無い人材でも心を開ける職場にすることを重要視する傾向にあるようです。

また、社内行事を継続して参加する事で、自然と仲間同士の交流も深まり仕事にもプラス効果が生まれてきます。

社内行事を上手く使い、人材育成に役立てる企業も増えてきています。

ぜひ、社内のイベント担当のみなさまも、本記事でご紹介したような社内行事を積極的に行い、素晴らしい人間関係作りのサポートに使ってみてはいかがでしょうか。