これだけ押さえておけば大丈夫!シンプルな乾杯の挨拶、乾杯の音頭の文例集

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人を魅了するスピーチ法

懇親会やパーティー、結婚式などで乾杯の挨拶(音頭)を頼まれたはいいが、何を言えばいいかが分からないと悩んだ経験がある方は多いのではないでしょうか。

特に結婚式や取引先を招いての懇親会など、フォーマルなパーティーになればなるほど乾杯の音頭(挨拶)のハードルは上がっていきます。

そんな時に役立つのが、乾杯の挨拶の文例です。

他の人が一体どのような内容で乾杯の挨拶を行なっているのかを参考にすることで、「なるほど」と安心感を得られると共に、オリジナルの乾杯の挨拶を考えるのがより楽になります。

本記事では、乾杯の挨拶や音頭の基本的な流れや、気をつけるべきポイント、様々なシーン別で、参考になるシンプルな乾杯の挨拶や音頭の文例をまとめました。(※凝った挨拶は参考になりにくいので、これだけは最低限押さえておきたいシンプルな挨拶をまとめています)

ぜひ乾杯の挨拶や音頭の参考にしてみてください。

乾杯の挨拶の一般的な流れ

乾杯の挨拶は、次の1〜3のような流れで行われるのが一般的です。

  1. 自己紹介
  2. 一言
  3. 「乾杯」の発声

※飲み会や社内の懇親会の場合には、すでに顔見知りの場合が多いので、自己紹介は省略することがほとんどです。

しかし、社内全体で行う懇親会や、取引先などを交えて行うビジネスシーンの懇親会、また、パーティーや結婚式など大きなイベントの際には顔見知りでない方も参加されていますので、自己紹介は必ずいれるようにしましょう。

乾杯の挨拶で気をつけたい3つのポイント

人の乾杯の挨拶を聞き「話長いなー、乾杯の挨拶まだかなー」と感じた経験がある方も多いと思います。

せっかく頑張って考えてきた乾杯の挨拶なのに、懇親会やパーティー、結婚式の参加者にマイナスの印象を持たれてしまうのは嫌ですよね。

さらには乾杯の挨拶が締まらないと、会全体の空気も盛り下がってしまします。

乾杯は会を盛り上げるために行われるものなのに、これでは本末転倒です。

そうならないためにも、次の3つのポイントを最低限押さえて、乾杯の挨拶を行うようにしましょう。

【ポイント1】乾杯は挨拶の場ではない!自己紹介は簡潔に!

自己紹介でよく会社の歴史や事業内容などを延々と喋っている方がいますが、乾杯は挨拶の場ではありません。

会場の雰囲気を締め、盛り上げるためのものです。

そのため、自己紹介は長くても2文程度で簡潔にまとめるようにしましょう。

【ポイント2】乾杯の挨拶は長くても3分以内におさめる

料理を目の前にして人間が我慢できるのは3分が限界と言われています。

カップラーメンが「お湯を入れて3分」なのはそのためです。乾杯が終わらないとお酒をはじめ食べ物にも手をつけられないという暗黙のルールがある以上、最低でも3分以内には納めないと「長い」と感じられてしまいます。

【ポイント3】「乾杯」の前には一拍入れて、大きな声で発声する

いきなり「乾杯!」と自分の自由なタイミングで発声してしまうと、周りの人がそのタイミングについてこれず、バラバラな「乾杯」になってしまいます。

それでは、盛り上がるはずの会場の雰囲気も盛り上がりません。

そうならないためにも、「それでは!」など乾杯に入る前に一呼吸開けるようにしましょう。

そうすることで、参加者は「この次のタイミングで乾杯だな」と予想して準備ができます。

【シーン別】シンプルな乾杯の挨拶の文例集

人は無意識のうちに「上手く話そう」と考えてしまいます。

そのため、「乾杯の挨拶を頼まれたが、一体何を言えば正解なのだろう」と悩んでしまうのです。

さらには、「上手く話そう」と考えるほど、話に飾りが多くなり、回りくどくなります。結果的に話す内容は必然的に長くなってしまいます。

特に結婚式やパーティーなどフォーマルな乾杯の挨拶の場合は、自分の中で勝手にハードルが上がってしまい乾杯の挨拶で「何かいいことを言わなければならない」と勘違いしてしまいがちです。

Web上には、そんな悩みを抱えた方を対象に、ちょっと面白おかしい乾杯の挨拶や、凝りに凝ったような乾杯の挨拶の例がたくさん上がっています。

もちろん、普段から話が上手い方はそういったハードルの高い乾杯の挨拶を真似て良いと思いますが、あまり話が上手い方ではない人が、いきなり非日常的な場でハードルの高い挨拶を真似ようとすると、当日に頭が真っ白になってしまい、喋っている内容がまとまらなかったり、長くなってしまいがちです。

乾杯の挨拶は、極端なことを言えば挨拶ではありません。

そのため、「上手く話そう」とする必要はありませんし、何か「いいこと」を言う必要もありません。もっとシンプルに考えて良いのです。

ここからは、これだけ押さえておけば大丈夫という、シンプルな乾杯の挨拶の文例集をシーン別にご紹介します。

結婚式での乾杯の挨拶

一番多くの方が「乾杯の挨拶として何を言えば良いか迷う」シチュエーションは結婚式です。

新郎新婦にとっては一生に一度の特別な式ですし、新郎新婦の親族から友人、上司にいたるまであらゆる方が列席されています。

そのため、無意識のうちに「何かいい話の一つや二つしなければならない」と思ってしまいがちです。

しかし、そう難しく考える必要はありません。基本的には次の1〜5のような構成でシンプルに行えば良いのです。

1、自己紹介(ほとんど定型文)

「ただいまご紹介にあずかりました、新郎の高校時代の友人(※新郎新婦との関係性)の○○でございます」

2、お祝いの言葉(ほとんど定型文)

「〇〇君、△△さん、ならびにご両家のご親族の皆さま、本日は誠におめでとうございます」

3、ご挨拶

4、結びの言葉(ほとんど定型文)

「それでは、乾杯の音頭を取らせていただきますので、皆さまご唱和お願いします。新郎新婦の末永いお幸せとご両家ならびにご列席の皆さまのご多幸とご発展を祈念いたしまして、乾杯」

5、乾杯

ご挨拶以外はほとんどが定型文となっており、基本的には「ご挨拶」を除く「自己紹介」「お祝いの言葉」「結びの言葉」「乾杯」が一番シンプルな乾杯の挨拶になります。

オリジナリティを出して行きたいという場合には、「ご挨拶」の部分に次のような内容を短文で少し盛り込むと良いでしょう。

「ご挨拶」の部分を無理に加える必要はありませんが、ご挨拶をお願いした新郎新婦としても、ご挨拶の部分で簡単な1エピソードを話してもらえることは嬉しいはずです。

新郎(※もしくは新婦)との1エピソード

(例)「○○君は、仕事で失敗して僕が落ち込んでいた時に、『飲みに行こうか』と誘ってくれ、嫌な顔一つせずに愚痴を聞いてくれるほど優しい人です。そんな○○君なので、きっと○○さんのことも持ち前の優しさで包み込み、幸せな家庭を築くことができると思います。

自分の経験から得た結婚に関する教訓

(例)「私も結婚してから30年、これまで様々な経験をしてきました。今思えば『これは自分一人では乗り越えることができなかっただろう』ということも沢山あります。どうか○○くん、○○さんも2人で人生を歩める喜びをいつまでも忘れずに、幸せな結婚生活を送って欲しいと思います。

歓迎会での乾杯の挨拶

新しく入ってくる方を迎える、歓迎会では、通常その場で一番偉い人が挨拶を行い、ナンバー2が乾杯の挨拶を担当します。

しかし、場合によっては企画した人や中堅社員、新人社員が乾杯の挨拶を担当することもあります。(※10人以下の小さな規模の飲み会では企画者が乾杯の挨拶を担当することが多いと思います。)

そのため、乾杯の挨拶はどの人が担当になってもおかしくありません。

また、その場で突然振られることもありますので、シンプルな乾杯の挨拶の文例だけでも覚えておくと良いでしょう。

一般的に、歓送迎会の乾杯の挨拶は次のような構成で行います。

1、自己紹介

「ただいまご紹介に預かりました、○○部の○○でございます」

2、お祝いの言葉

「○○さん、改めまして入社おめでとうございます」

3、ご挨拶

※新しく入る方への期待感などを語ると良い

4、乾杯

「それでは、皆さまグラスをお持ちください。○○さんの今後のご活躍とご健勝を祈念しまして、乾杯!」

「3、ご挨拶」の部分には、新しく入られる方への期待や、新しい環境への不安を払拭する言葉を組み込むと良いでしょう。

例えば次のような文章を組み込むのが一般的です。

新しく入られる方への期待

(例)まずは、1日も早く職場の雰囲気に馴染んでいただき、

○○さんの持つ力を存分に社内で発揮していただけることを期待しております。

新しい仲間として、これから共に頑張っていきましょう。

新しい環境への不安を払拭する言葉

(例)きっと新しい環境への期待だけではなく、不安もあると思います。

もし、わからないことがあったら、遠慮なく相談してください。

私たちも○○さんの新しい門出を全力でサポートします。

送別会での乾杯の挨拶

送別会も歓迎会同様に、通常はその場のナンバー2が乾杯の挨拶を担当しますが、企画者や新入社員、中堅社員と、送別会の規模によっては誰が担当してもおかしくはありません。

また、突然振られることもありますので、次のようなシンプルな文例だけでも覚えておくと良いでしょう。

一般的に送別会での乾杯の挨拶は次のような構成で行います。

1、自己紹介

「ただいまご紹介に預かりました、○○部の○○でございます」

2、お別れの言葉

「○○さん、これまで大変お世話になりました」

3、ご挨拶

※これまでの感謝の気持ち、新天地での活躍の祈念などを語ると良い。

4、乾杯

<新しい場所へ行かれる方の送別会>

(例)「それでは、○○さんのご健勝と今後のご活躍を祈念いたしまして、乾杯」

 

<お祝いごとで離れる方の送別会>

(例)「それでは、○○さんのお幸せを祈念いたしまして、乾杯」

 

<定年退職の方の送別会>

(例)「それでは、○○さんのこれまでのご活躍とご功績に敬意を表し、乾杯」

「ご挨拶」の部分には、これまでの感謝の気持ちや、印象深かったエピソードなどを入れると良いでしょう。

例えば次のような文章を組み込むのが一般的です。

これまでの感謝の気持ち

(例)○○さんには、入社後から10数年に渡り熱心に業務を指導してくださいました。

今私がこうやって○○部の○○担当としてしっかりと業務ができているのは、○○さんのおかげです。

出来の悪い部下で、ご迷惑も沢山おかけいたしたと思いますが、今まで熱心に指導してくださり、本当にありがとうございました。

新天地での活躍の祈念

(例)何事にも諦めずに粘り強く取り組む○○さんですから、きっと新天地でも、さらにご活躍されることと思います。

○○さんの、今後のますますのご活躍を祈っております。

忘年会での乾杯の挨拶

忘年会でも、歓送迎会同様に、その場のナンバー2が乾杯の挨拶を担当されるのが一般的ですが、企画者や新入社員、中堅社員が担当する場合もあります。

小規模な場合には、突然「じゃあ乾杯よろしく」と突然頼まれることもありますので、シンプルな文例だけでも覚えておくと良いでしょう。

一般的に忘年会の乾杯の挨拶は、「自己紹介」「労いの言葉」「ご挨拶」「乾杯」という流れで行います。

1、自己紹介

「ただいまご紹介に預かりました、○○部の○○でございます」

2、労いの言葉

「皆さま、1年間、本当にお疲れ様でございました」

3、ご挨拶

※今年度の業績や、今年度のフィードバックなどを入れると良い。

4、乾杯

「それでは、皆さまグラスをお持ちください。今年の皆さまのご活躍と、来年のさらなる飛躍を祈念いたしまして乾杯」

「3、ご挨拶」の部分には、今年度の業績についてや、今年度の活動のフィードバックなど、1年を総括する内容を組み込むと良いでしょう。

例えば次のような文章を組み込むのが一般的です。

今年度の業績・今年度の活動のフィードバックについて

(例)「今年度は昨年比○○%の好業績をあげることができました。これも、○○部が一丸となって業績アップに取り組んできた結果だと思います。本当にお疲れ様でございました。

新年会での乾杯の挨拶

新年会でも、忘年会や歓送迎会同様に、その場のナンバー2が乾杯の挨拶を担当されるのが一般的です。

時にはナンバー1や、新入社員、中堅社員などが担当する場合もあります。

突然乾杯の挨拶を振られてしまう場合もありますので、そういったことも想定し、シンプルな乾杯の挨拶の文例だけでも覚えておくと良いでしょう。

新年会の乾杯の挨拶は次のような構成で行うのが一般的です。

1、新年の挨拶

「皆さま、新年あけましておめでとうございます」

2、自己紹介

「ただいまご紹介に預かりました、○○部の○○でございます」

3、ご挨拶

※今年度の豊富などを組み込むと良い。

4、乾杯

「それでは、皆さまグラスをお持ちください。今年度のみなさまのご活躍とご健勝を祈念いたしまして乾杯」

新年会は、自己紹介の前に「あけましておめでとうございます」という新年の挨拶を入れるのがポイントであり、他のシーンでの乾杯の挨拶と違う点です。

また、「ご挨拶」には新年にふさわしく、今年度の豊富などを組み込むと良いでしょう。

例えば次のような文例が一般的です。

今年度の豊富など

(例)「昨年度は皆さまのたゆまぬ努力のおかげで、増収増益を達成することができました。今年度も昨年に引き続き増収増益を達成できるよう、さらなる努力を続けていきましょう」

まとめ

いかがでしたか?何度もご紹介した通り、乾杯の挨拶は、挨拶ではなく、会場の雰囲気を盛り上げるためのものです。

挨拶の大半はほとんど定型文になっているため、あまり難しく凝った挨拶を考えようとはせず、本記事でご紹介したシンプルな文例をベースに、少し付け足す程度でオリジナルの乾杯の挨拶を作ってみてください。

人を魅了するスピーチ法