懇親会やイベントで参加者が泥酔しないために幹事が行える事前対策とは?
2017年6月4日
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懇親会やイベントの幹事が困ってしまう行為の一つが「参加者の泥酔」です。
泥酔後に会場で眠ってしまいなかなか起きなかったり、トイレで眠ってしまい鍵をかけたまま出てこなくなってしまったり、嘔吐などで会場を汚してしまったり、お酒が出る懇親会やイベントではこういった参加者がよく出てきます。
時には会場側から思わぬ追加請求がくることもあります。
このような参加者が出てしまってからでは遅いため、幹事としては出来る限りこのような参加者が出ないように心がけることが大切です。
では一体幹事としてどのような事前対策ができるのでしょうか?
本記事では、そんな懇親会やイベントの参加者が泥酔しないために幹事が行える事前対策についてご紹介いたします。
「参加者の泥酔」は幹事になって苦労することの一つ
オズモールが、イベントや飲み会などの幹事経験のある女性1000名を対象に行った「幹事になって苦労したことは?」という質問に対して、およそ5%の方が「参加者の泥酔」と答えています。(参考元:オズモール【幹事成功マニュアル】幹事になって苦労したことランキングより)
お酒の席では、つい飲みすぎてしまい他の参加者と口論になってしまったり、会場の食器や備品を壊してしまったり、嘔吐で会場を汚してしまったり、最悪の場合、急性アルコール中毒で倒れ、救急車を呼ぶ事態に発展してしまうこともあります。
参加者のお酒の強さや飲み方などをすべて幹事が把握するわけには行きませんから、幹事はこういったリスクも考慮した企画が必要になってきます。
すべてのリスクを排除することは不可能ですが、次にご紹介するような事前対策はしておきましょう。
「参加者の泥酔」を未然に防ぐための事前対策
当日どれだけ飲むかはその人の自由であるため、参加者を泥酔させないために幹事ができることは非常に限られていいます。
気をつけるべきポイントは、「事前の注意喚起」「飲み物チケット制」「水の提供」「提供するお酒の種類」「ラストオーダー後のソフトドリンクの提供」です。
事前に注意喚起しておこう
幹事が参加者にイベントや懇親会の詳細を連絡する際に注意事項としてしっかりと、参加者が泥酔してしまった時にどうするかなどを記載しておきましょう。
これは、どちらかと言えば、参加者を泥酔させないようにするのではなく、もし参加者が泥酔し、そのすべての責任が幹事にのしかかって来ることを予防する対策です。
例えば、詳細連絡時に次のような文章を入れておきましょう。
※注意事項
泥酔し会場の備品を壊したり、汚したりした場合には後日その分の請求をさせていただくことがありますので、飲み過ぎには注意しましょう。
少し厳しい記述かもしれませんが、後に金銭的なトラブルになった際に、幹事が連絡の際に注意事項としてしっかりと注意喚起していたという事実がログとして残ります。
これによりもし金銭的な被害を幹事が被った際にそれを回避できる可能性が生まれます。
もし顔見知り同士ではなく、不特定多数の方が参加されるイベントやパーティーを企画する際にはこういった注意喚起は文章として残しておいた方が良いといえるでしょう。
イベントでは飲み放題ではなく、ドリンクチケット制に!
イベントなどでは、参加者が自由に飲める飲み放題制よりも、ドリンクチケット制にすることで飲み過ぎを全体的に押さえることができます。
例えば「イベントの参加費の中には予めドリンク3杯分が含まれており、それ以降はドリンクチケットを購入してください」という風に飲める量を制限してしまいます。
もし多く飲みたい場合には、追加でお金がかかるため、参加者に少しお酒のブレーキをかけることができます。
ハメを外し、飲み過ぎる人が自動的に少なくなります。
基本的には3杯以上のお酒を飲む人はそれほど多くありません。
女性を含めイベントなどでは大抵の場合は3杯以内で収まってしまうはずです。
最近ではこういったドリンクチケット制をとっているイベントもよく見かけます。
また、飲み放題の場合にもグラス交換制(空のグラスと交換でお酒を注文できる制度)でお酒をつぐように徹底しましょう。
これにより会場に出ていくお酒の量を一定に留めることができ、参加者の飲み過ぎを防ぐことにもつながります。
つまり会場に出ていくお酒の量を、チケット制やグラス交換制を導入し、少しでも制限することで泥酔者を減らすことが出来ます。
水は自由に飲めるようにしておこう
参加者が飲み過ぎを自発的に防ぐときに行うのは水分補給です。
しかし通常は注文しなければソフトドリンクもお酒と同様飲むことはできません。
そのため、水分が欲しいときに欲しい量の水分を取ることができません。
そのため、水だけはペットボトルを別で買っておき、参加者が自由に水をついで飲めるコーナーを作っておきましょう。
もし可能であれば、ペットボトルではなく会場にあるお水用のポットを借りれないか聞いてみましょう。
もし借りれなければ2リットルの水のペットボトルを5〜6本買って水コーナーにおいておき、「水コーナー ご自由にお飲みください」と書いた札を置いておくだけでも良いと思います。
例えばもし仮に一気飲みが始まった際に「もう限界」という方は飲んだ後に水を欲しがります。
そういった際に駆け込んで水が飲める場所があると、すぐに水分補給ができ酔いを少しやわらげることができます。
このように、参加者が飲みたい時に飲みたいだけの水分補給ができるように、こちら側も配慮しておくことが大切です。
強いお酒の提供を止めよう
お酒が提供されるイベントでは、テキーラショットや、一気飲みなどが起こりやすくなります。
このようにテキーラやウォッカ、ジン、ウイスキーなど強いお酒の提供は、それだけ泥酔者を生み出してしまうリスクが高くなりますので、出来る限りこのようなお酒の提供は避けるようにしましょう。
通常であれば、ビール、カクテル、サワー、ワイン、焼酎、日本酒以外を注文してくる人は少ないと思いますが、まれにテキーラのショットやウォッカのショットを注文してくる人もいますので、こういった強いお酒の原液は提供できないようにしておきましょう。
ケータリングなどに付属している飲み放題サービスには、あまりこういったショット系の飲み物は入っていないことが多いため、そういった飲み放題サービスを活用するのも一つの方法です。
お酒のラストオーダー後も水やお茶だけは飲めるようにしておく
これは会場などのシステムにもよりますが、通常イベントなどでは終了30分前にお酒のラストオーダーが来ます。
それ以降は参加者は通常イベント終了まで何も飲むことはできません。
しかし、ラストオーダー後も水だけは、可能であればソフトドリンクだけは飲めるようにしておきましょう。
例えば2リットルのペットボトルの水やお茶などを買っておき、ラストオーダーのタイミングで出します。
加えて司会者に「ドリンクのラストオーダーになります。しかし、それ以降もそちらのコーナーにおいてあるお茶やお水であれば自由に飲むことができます」と周知してもらえばベストです。
このようにラストオーダー後も水やお茶だけは飲めるようにしておくことで、お酒がある程度回ったあとに参加者にソフトドリンクや水を飲んでもらうチャンスを作ることができます。
泥酔した人に一番有効とされているのが、水分の摂取ですので、お酒を飲んだあとには積極的に水分を摂取できる環境を作ってあげた方が泥酔者は出にくくなります。
まとめ
いかがでしたか?懇親会やイベントなど、お酒が提供される場で泥酔する参加者を完全に無くすことはできませんが、今回ご紹介したような事前対策をすることで泥酔しにくい環境を作り出すことは可能です。
泥酔者の対応は会場にとっても非常に迷惑がかかってしまうことですから、このような泥酔者を出さないように幹事が出来る限りの配慮を心がけておくと良いでしょう。
※こういったイレギュラーな事前対策を行うためには、会場側や料理や飲み物を提供する側との密なやりとり、交渉が必要になってきます。
会場や業者によっては無理な場合もありますので、無理に要求するのは絶対にやめましょう。