「ケータリング」「オードブル」「デリバリー」「仕出し」。どれも聞いたことはあっても、違いをはっきり説明できる人は多くありません。
幹事を任されて料理を手配するとき、この違いが分かっていないと「何を頼めばいいのか」で手が止まります。逆に分かっていれば、会の内容に合わせてすぐに選べます。
この記事では、東京でケータリングとオードブルを18年、10,000件以上お届けしてきたSEASONが、それぞれの違いと選び方を整理します。
結論:違いは「スタッフが会場に来るかどうか」だけ
細かい定義はありますが、実務上いちばん大事な違いはここです。
- ケータリング=スタッフが会場へ行き、準備・片付け・ゴミ回収まで行う
- オードブル(デリバリー)=料理を届けるところまで。並べるのと片付けは自分たちで行う
- 仕出し=料理を届けるところまで(和食・折詰が中心)
ここで一つ、多くの方が混乱するポイントをはっきりさせておきます。「オードブル」と「デリバリー」は、呼び方が違うだけで実質は同じサービスです。くわしくは次の章で説明します。
「オードブル」と「デリバリー」は同じもの
この2つを別のサービスだと思っている方が多いのですが、実際は同じです。
オードブルはもともとフランス料理の「前菜(hors-d’œuvre)」を指す言葉で、本来は料理の種類を表します。一方のデリバリーは「配達」という意味で、届け方を表す言葉です。指しているものが違うので、そもそも比べる対象ではありません。
日本では、大皿に前菜風の料理を彩りよく盛り合わせたものを「オードブル」と呼び、それを配達するサービスを「オードブル」または「デリバリー」と呼んでいます。会社によって「オードブル宅配」と表記するところもありますが、中身はすべて同じです。
つまり、実際に選ぶときに考えるべきは「ケータリング」か「オードブル(デリバリー)」かの2択(法事などでは仕出しを加えた3択)だと考えてください。
それぞれの違いを比較表で
| ケータリング | オードブル(デリバリー) | 仕出し | |
|---|---|---|---|
| 提供方法 | スタッフが会場で準備 | 配達のみ | 配達のみ |
| 器 | 陶器の皿・保温機材 | 使い捨て容器 | 重箱・折詰 |
| 準備と片付け | 業者が行う | 自分たちで行う | 自分たちで行う |
| 料理のジャンル | 和洋折衷など幅広い | 洋風・和洋折衷が中心 | 和食が中心 |
| 価格帯(1人あたり) | 高め | 手頃 | 中〜高 |
| 向いている場面 | 懇親会・周年・式典 | 社内の集まり・少人数 | 法事・接待 |
それぞれの意味をくわしく
ケータリングとは
業者のスタッフが会場に出向き、料理のセッティングから提供、片付け・撤収までを行うサービスです。英語の cater には「要求を満たす」という意味があり、会場や用途を選ばず対応できるのが特長です。
いつもの会議室でも、テーブルクロスをかけて料理を並べ、飾りをつければ、パーティー会場のような雰囲気になります。保温機材を使うので温かい料理を出せること、飲み放題を付けられること、そして幹事の手間がほとんどかからないことが利点です。

オードブル(デリバリー)とは
使い捨ての容器に盛り付けた料理を、指定の場所にお届けするサービスです。届けるところまでがサービスなので、料理を並べるのと片付けは自分たちで行います。
スタッフの人件費がかからないぶん、ケータリングより価格を抑えられます。使い捨て容器なので、片付けもそのまま処分するだけです。社内の集まりや少人数の会に向いています。
仕出しとは
注文を受けて調理した料理を、指定の場所に届けるサービスです。和食の折詰や会席が中心で、法事や接待などフォーマルな場面で使われることが多いのが特徴です。
結局どれを選べばいい?場面別の選び方
| こんなときは | おすすめ |
|---|---|
| 幹事の手間をかけたくない | ケータリング |
| 予算を抑えたい | オードブル(デリバリー) |
| 会社の懇親会・歓送迎会(30名以上) | ケータリング |
| 社内の軽い集まり(10〜20名) | オードブル(デリバリー) |
| 飲み放題も付けたい | ケータリング |
| 温かい料理を出したい | ケータリング |
| 法事・接待 | 仕出し |
| ホームパーティー | オードブル(デリバリー) |

SEASONの場合:ケータリングとオードブルの違い
SEASONでは、ケータリングとオードブル(デリバリー)の両方をご用意しています。料理の内容と品質はどちらも同じで、違いは提供方法だけです。
| ケータリング | オードブル(デリバリー) | |
|---|---|---|
| 料金(1人あたり・税抜) | 1,155円〜 | 750円〜 |
| 最低人数 | 15〜24名(プランによる) | 10名〜(一部13名〜) |
| 器 | 陶器の皿・保温機材 | 使い捨て容器 |
| 準備・片付け | スタッフが行う(ゴミ回収まで) | お客様で対応 |
| 飲み放題 | 付けられる | なし |
| 注文の締め切り | 3日前の13時まで | 前日の13時まで |
くわしい料金はケータリングの料金相場の記事で、人数別の総額を公開しています。プランごとの内容は全プラン一覧をご覧ください。
よくある質問
Q. オードブルとデリバリーは何が違いますか?
A. 呼び方が違うだけで、実質は同じサービスです。「オードブル」はもともと料理の種類を、「デリバリー」は届け方を指す言葉ですが、日本では両方とも「料理を配達するサービス」の意味で使われています。
Q. オードブルだけでも頼めますか?
A. 頼めます。SEASONのオードブル(デリバリー)は10名(一部プランは13名)から承っています。
Q. ケータリングとオードブル、料理の中身は違いますか?
A. 同じです。違うのは器と、準備・片付けをどちらが行うかだけです。
Q. 少人数でもケータリングを頼めますか?
A. ケータリングはプランにより最低15〜24名からとなります。それより少ない人数の場合は、10名から承れるオードブル(デリバリー)をご検討ください。
Q. どちらを選ぶか迷ったら?
A. 幹事の手間を減らしたい・温かい料理を出したい・会場を華やかにしたいならケータリング、費用を抑えたい・少人数ならオードブル(デリバリー)がおすすめです。ケータリング会社の選び方もあわせてご覧ください。
まとめ
「オードブル」と「デリバリー」は同じものなので、実際に迷うのはケータリングにするか、オードブル(デリバリー)にするかの2択です。判断の基準は、スタッフに準備と片付けを任せたいかどうか。会の規模と、幹事がどこまで手をかけられるかで選べば、迷うことはありません。
