「ケータリング、デリバリー、オードブル、仕出し、それぞれの持つ意味の違いとは?」

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みなさんはケータリング、デリバリー、オードブル、仕出し、それぞれどのようなサービスなのか、何が違うのかを理解していますか?

おそらく、意味がわからないまま使っている方も多いのではないでしょうか。また、実際にいずれかのサービスを頼む際に「どれを頼めばいいのだろう?」と迷ってしまいかねません。ここでは、そんな4つのサービスの違いについてご紹介します。

そもそもケータリングとデリバリー、オードブル、仕出しの違いが分かるとどんなメリットがあるのか?

ケータリング、デリバリー、オードブル、仕出し、どの言葉も聞いたことはあっても明確にその違いが言える方は意外と少なかったりします。

しかし、この違いが明確になっていると、パーティーや懇親会などの幹事を任された時、パーティプランが立てやすくなりますし、注文もしやすくなります。

基本的なことがわかっていると、業者を選ぶ際に判断基準が出来ているので、サクッと選ぶことが出来て、仕事が早い! と一目置かれるかもしれません。

 ケータリングとは?

ケータリングとは、簡単に言えば、業者のスタッフが会場に出向き、料理のセッティングから片づけ、撤収までやってくれるサービスです。場合によってはコックさんがお客様の目の前で調理をしてくれるところもあります。

ケータリングのcaterには「要求を満たす」という意味があります。場所や用途に限らず、たとえばいつもの職場の会議室をあっと言う間にホテルのパーティー会場のようにしてくれたり、ニーズに合わせてドリンクの飲み放題サービスをつけてくれたりします。

  デリバリーとの違いとは?

よく耳にするデリバリーとは、ピザのデリバリーのように、使い捨ての容器などに調理されたお料理を入れてお届けするサービスです。

Deliberyには、「配達」「引き渡しの」などの意味があるように、お料理に限らずお花やモノを届けてくれるサービスのこともいいます。

料理を届けてもらうところまでがサービスなので、盛り付けや後片付けなどは、自分たちでやる必要があります。ここがケータリングとの大きな違いです。

人件費がケータリングよりもかからない分、お値段もリーズナブルなので、ホームパーティやお花見など、料理があれば十分という場合は、デリバリーがおすすめです。

  
オードブルとの違いとは?

オードブルとは、もともとは西洋料理でいう前菜のことで、メインの食事の前に出てくるチーズとかカナッペ(フランスパンやクラッカーの上にチーズとかアボガドなどがのっているもの)や魚介類のマリネなどを差します。

いわゆる食欲をそそるためのものなので、味が濃いというのが特徴です。つまりお酒のおつまみとしてもピッタリ。

 本来はこのような意味で使われていたオードブルですが、日本ではパーティーの時に出されるような豪華でボリュームのある料理などもオードブルと呼ばれるようになってきました。今ではパーティー用の宅配オードブルと言うものもあるくらいです。

この宅配オードブルは、デリバリーと同じで使い捨ての容器などに入っているオードブルを配達するところまでがサービスなので、ケータリングのようにドリンクやセッティング・片づけなどのサービスは含まれていません。
 

仕出しとの違いとは?

「仕出し弁当」「仕出し料理」なんて言葉もよく聞きますが、そもそも「仕出し」とはどんなサービスなのでしょうか? 「仕出し弁当」「仕出し料理」とはあらかじめ調理されたお料理を使い捨てなどの容器に入れてお届けするサービスのことです。 

 冠婚葬祭などでよく使われるサービスで、あらかじめ予約を受けた指定の日時に指定の場所にお届けします。そのため、お店の営業時間外にもお届けする場合があります。 

 また、それに対して、出前は、お店の営業時間内に、本来お店で食べていただくものを出向いてお届けするサービスです。そのため、食器もお店で使われているものと同じものでお届けして、後から回収するところが、仕出しとの大きな違いになります。

 しかし、最近では仕出し弁当でも、木などの器を使用していて、後で回収する業者もあったりします。やはり、仕出しも作ったお料理をお届けするところまでがサービスとなり、そこがケータリングとの大きな違いとなります。

実は日本と外国ではケータリングの意味が違う?

英語圏でのケータリングは、大きく分けて二つの意味があります。

屋台のように、調理設備のある車両をコンサート会場や屋外イベントなどに持ち込み、食べ物を提供するモバイル的なサービス。

そして、調理したお料理を会場に持ち込んで配膳やビュッフェ形式で提供するイベント的なサービスです。飛行機の機内食のことをケータリングと言ったりもします。

日本でいうケータリングは、ほぼ英語圏で言うイベント的なサービスの意味で使われています。ホテルや旅館で、お部屋までお料理を運び配膳してくれるサービスや、朝食などでよくあるバイキングも一種のケータリングと言えます。
 

ケイタリングとケータリング、正式にはどっち?

少しマニアックな話になってしまうのですが、内閣告示第二号「外来語の表記」やメディアが規定する表記ルールをもとにした『カタカナ表記ガイドライン』というものがあります。

その中の「実用カタカナ語リスト」2010年度版によれば、正式には「ケイタリング」ではなく「ケータリング」が正しいとされています。たとえば、次の3つの例のように、発音記号eiは、長音符号「−」を充てる、とされています。

・elevator = エレベーター
・space = スペース
・page = ページ

デジタル大辞泉で「ケイタリング」と調べると、「⇒ケータリング」と記述されており、ケータリングのページに移行するように促されます。以上のような理由から表記としては「ケイタリング」ではなく「ケータリング」が正しいと言えます。

ただ、上記の発音記号eiにも、例外があります。

次の2つの例のように長音符号「−」を持ちいらないケースもあります。

 face = フェイス
main = メイン

そもそも外来語のカタカナ表記は、次のように使う人や企業や業種によってもかなりバラつきがあるようで、そのあたりは今後の課題のようです。 

メール/メイル
フェース/フェイス
ストア/ストアー

 たとえば家電製品の説明書のようにカタカナの多いものは、企業間で統一してもらうように働きかけているようですが、まだ完全に統一はされてはいません。

その点を考慮すれば、今のところは「ケータリング」でも「ケイタリング」でもどちらも正しいと言うことができるでしょう。

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ケータリングは、料理だけでなくセッティング・片づけ・撤収までやってもらえるため、幹事としても手間がかからず、手軽に社内懇親会や周年パーティ、イベントなどを華やかにできると人気です。

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